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【写真でみる】オーストラリアのエコビレッジ生活事情 と 日本の環境持続型コミュニティ [オーストラリア☆エコ・ビレッジ通信]

お久しぶりの、【オーストラリア☆エコビレッジ通信】記事でございますっ。

今日は総括してオーディンガ・アーツ・エコビレッジについて、写真つきでご案内させていただきます[晴れ]

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オーストラリア最大のエコビレッジは、オーストラリア第5の都市、アデレード市から南へ1時間ほど車で走った場所に位置します。総面積35ヘクタールの土地は、約半分ずつの面積で、住宅エリアファームエリアからなります。

住宅エリアには商業エリアと、住居エリアからなります。商業エリアはお店(カヤックのお店)が一軒できたところで、これから発展して行く商業道路に面した場所。ヒーリングサロンやカフェ、木工工房などが建設される予定です。

住居エリアには、さらに三つの異なる住居エリア(四つ目は開発中)があり、すべてあわせて150軒ほどの家が建っています(2015年現在)。また、すべての住宅は、北側の屋根に(太陽の軌道に沿い)ソーラーパネルが装着され、ウォータータンク(雨水貯水タンク)と家庭菜園をつくることが基準です。

こちらは、手作りの集合ポスト。ビレッジ内にあと2つ集合ポストが設置されています。
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三つの異なる住居エリアは、
1.エネルギー効率を重視して建てられたコテージタイプ、

2. 隣同志がつながっている(日本の旧い長屋に似たつくり)一階建てと二階建てが共存するタウンハウスタイプ、

3. 住民が自由にデザインして(自ら)建てるエリアに分けられています。

3.のエリアには、ストローヴェイル(土壁)、マッドブリック(泥レンガ)、シンプルハウス(=タイニーハウス)、 ※版築(はんちく)※1の家が建ち、2015年3月現在、南オーストラリア初のヘンプクリート※2に建築許可がおり、建設準備が始まっています。

4.(未完成)昨年末には、コテージタイプとタウンハウスタイプが混同した家屋(約20軒の集合住宅)の基礎作りがはじまりました。

では、ここで村人の家の中をちょっと拝見・・・

☆4人家族のお家
角のない丸みを帯びたストローベイルの家
外には、アクアポニック(水耕栽培)と自家菜園が広がります。
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ビレッジの多くの子どもはスタイナースクールへ通っているので、ジェンダーや国籍、ブランドやテレビのネタ、マスコットなどとは一切無縁です(多くの場合、テレビを観ない家族の子達なので、流行などは学校の上空を通り抜けるだけ)。社会、国家、企業、伝統などから発生する、既成概念からの反射的な「条件づけ」(コンディショニング)を敢えて取り入れない教育方法で、校内には、クラスの横(年齢)割り、ジェンダー(性差)、企業など(ましてや電力会社、銀行など!)は一切出てきません。例えば日本でいう「ディ○ニー」の「ピンク」の「お姫様」が「女の子だから」無意識に与えられるようなことは一切ありません。学校と両親が責任転嫁することなく、子ども達は既存の世界に存在するもの以上のものを創造し、遊びを通してすばらしい時間を健やかに送っています。

☆フランス人夫婦のお家
2階がロフトタイプの、ユニークなストローヴェイル。
外には華やかなフレンチガーデンが広がります。
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☆あるお家のサンルーム
北側にあるサンルームには手動で開閉可能な透明カーテンがかけられ、冬は締めっぱなしで室温を上げ、夏は開け放って風を通します。
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住居エリアを縫って、いたるところに緑の芝生やフルーツ果樹園があります。
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果樹園の間に平飼い鶏が飼われ、アーティスと達が作ったモニュメント、野外で使える(古代の)音楽楽器、たき火エリア(許可制)があり、ラビリンス(地面に描かれた迷宮)の向こうには地平線と水平線を望む草原が広がります。


仲良し鶏姉妹のお家。夕暮れになると(ニワトリは暗がりで目が見えないため)、ちゃんとおうちに戻ってきます。キツネやタカが徘徊していることが多いので、夜に檻に自主的に戻ってくるのを待ち、扉を閉めてあげます。
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ビレッジのハート部分と言える場所には、住民が自由に使えるシェアリングシェッド(ミーティングや作業場に使えるハコ)、アウトドアのピザ釜、野外フィルム上映場、芸術家が創作する大きな工房(木を使ったウッドワーク、陶器を使うクレイワーク、銀を使うシルバーワーク、モザイクワーク)、ラウンドハウス(旧馬小屋がアートホールに変身)、森の図書館などがあります。

シェアリングシェッド(コミュニティホール的役割をもつ場所)
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みんなで作ったピザ釜
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住民は、赤ちゃんからお年寄りまで250人ほど。もう国籍や人種などは関係のないひとつのコミュニティ。アーティストやミュージシャンを中心に、あらゆる職種・業界の方が住まいます。
子ども達が、自由に外遊びができるよう、エコビレッジ内での車の制限速度は自足25キロですが、住民は時速10キロほどで運転しています。交通サインも手作りです。


ファームエリアは、数百本のフルーツの果樹園が植えられ、その間に平飼いニワトリが20羽ほど放し飼いされています。人口の貯水池の周りには小さな森があり、稀少種鳥のサンクチュアリとなっています。森の間にはミツバチの巣箱が所々に置かれ、エコビレッジの住人は主にこのハチさんから恩恵を受けています。

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ビレッジ内で収集された枯れ木や枝、野菜や葉っぱなどは、ファーム内の巨大コンポスト場へ届けられ、またビレッジ内の土地に戻っていきます。
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ビレッジ内で使われた下水はこの下水処理場へ戻り、浄化され、再利用されます。
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ファームでは、2020年までにエコビレッジ全体と周辺地域に有機野菜が提供できるよう、大プロジェクトが順調に進んでおり、去年から今年にかけて野菜を厳しい気候から護るグリーンハウスができ、さらに多くの苗と木々が植えられ、コミュニティ倉庫(道具や収穫物用)が完成しました。もちろん、エコビレッジ産野菜を扱う、ファーマーズマーケットの開催も視野に入っています。

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ファームはもちろん、個人の自宅でもパーマカルチャー(日本の「自然農法」がオーストラリアで再発展したもの)、バイオダイナミック農法(シュタイナー農法)に習って野菜を育てています。なにを、どのように、いつ、なにと植えるのか、皆で月齢カレンダー(農業歴)を囲んで、学びながら、日々の畑仕事を楽しんでいます。

夏場に収穫できるものはこんな感じ(パイナップルとマンゴは、他州から入ります)。
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コミュニティでの毎月のイベントとして、ピザ・ナイト、シェアードミール(各自持ち寄りで
みんな一緒に食べるディナー)、編み物サークル、モザイククラス、ヨガ、ダンス、ピラティス、サーカス(ジャグリングやアクロバティックの練習)などがあります。

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年間イベントとして、サステイナブル・ハウスデイ(ビレッジの暮らしを一般公開する大イベント)、遠泳、フリンジ(南オーストラリア州最大の芸術美術大イベント)、ガレージセール、ショートフィルム・フェスティバルが開催されます。

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その他、歌手やパーカッショニストなどによるライブパフォーマンス、ゲームナイト、などなど、アイデアを出して自ら企画すれば、どのようなイベントも可能です。ちょうど今日、日曜の午後、村人による村人のための出し物イベントがあり、それぞれがお得意の歌やギター、チェロやフルート、詩やパフォーマンスを披露しました。
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ここで、これは素晴らしいなといつも関心している村内の2つのシステムを紹介させてください。
ひとつは、「ヘルプ・ツリー(手援けの木)」というグループ。
現在は40名程の名前がリストアップされています。リストには、「買い物を行う」「そうじ手伝い」「子どもの面倒を観る」から、「ソーラーパネルを検査する」、「庭の剪定をする」、「聴く耳(カウンセリング)」など、他にもさまざまなカテゴリーがあり、その下に提供者の名前と電話番号が記載されています。提供できる人が、できることだけを、したいだけ、有志で行うのがヘルプ・ツリー。

もうひとつが、「ミール・ロースター(食事お届け)」
例えば、突然入院し手術を受けることになった、子どもを出産することになった、こういう緊急事態に、ミール・ロースターを利用することができます(もちろん本人が依頼をした場合のみ)。例えば、妊婦さんであれば、出産後1ヶ月は、毎晩、その家族全員分のご飯が自宅へ届けられます。いわばお料理が得意な「ビレッジ・シェフ・チーム」が、毎晩替わりがわりに(各国の)ご飯を作り、家まで届けるというもの。アレルギーや何らかの食事制限も、すべて聞き届けられます。

ビレッジに住む者同志、なにかあったときは助け合いの精神で動きます。最近、3人目の男の子を出産したばかりのシングルマザーが村の外へ引っ越すことになりましたが、彼女は出産後に「ミール・ロースター」を、引越しのため「ヘルプ・ツリー」を、続けて利用しました。頼ることが得意ではなかった彼女は、このビレッジで頼ることを学び、またビレッジ全体も負荷を細かく分散し、すべての人が恩恵を受けるように動きました。


このエコビレッジが、考え方と価値観の異なるさまざまな背景の人々と発展していけるのは、各種の委員会が存在するからです。コミュニティ構築委員会、ファーム委員会、アート(芸術美術)委員会、その他にも、水面下でたくさんのグループ、ネイバーフッドグループ(ご近所さん)が存在しています。全体で持続可能に発展して行くためには、意思と想いに加えてある程度の組織をつくり、ものごとを円滑に効率的に進めて行く必要があります。


10年程前、エコビレッジができる前は、この地域は馬小屋だけしかなかったそうです。エコビレッジができたことで環境意識の高い人たちが世界中から集まり、エコビレッジの外にはオーガニックカフェ、お魚屋さん兼フィッシュ&チップス店(←ラッセル・クロウお気に入り)、天然酵母パン屋さん(日本とは異なる酵母使用)、ビーガンカフェ、レトロブティック、レゲエカフェができました。さらに、アデレードや都市に住む「可能性を探るオーナー」さんが相次いでこの町でビジネスを拡げています。もちろん、環境持続型ではないお店はすぐにサヨウナラ...。「意識の高い」町が、ビレッジを中心に拡大しています。これに伴い、数年以内には電車の路線も通るようになるそうです。

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さらにさらに、この地域は世界に名を馳せるマクラーレン・ベールのワイナリーがありますが、数百あるワイナリーの65%以上は、オーガニックで作っているそうです。「うちはオーガニック、自然農法だよ」、がもうウリにならない、オーガニックが当たり前の地域となりました。ま、隣のぶどう園が自然農法をしていれば、自然とお隣も、そのお隣も、となりますよね。健やかな連鎖です。

ていうか、今、エコビレッジに住んでなくない??

えへ、住んでいません。
だから、エコビレッジがどういう存在なのかを俯瞰してみれるようになり、外世界とのネットワークがひろがりました。そして今も、週に数回は必ずビレッジに行くことが自然な流れとなっており、エコビレッジで進行中のことや新しく越してきた人とも仲良くしている具合です。なぜここまでつながりが深いかは、次のブログでお知らせします。 引っ越しです。←え、また引っ越し!?
これ以上ブログが長くなれないので、この話しはまた次回[手(パー)]


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さてさて、世界にはエコビレッジがすでにたくさん存在しています。新しくできた所も多くありますが、もともと森や里に住んでいた人々が、「国や政府」が「統治」するようになってお金・物質がもたらす「豊かさ」に流れた経験から ー ここに厳しく愛に満ちた各々の経験と学びがあり ー 自然界が自然にもたらす「豊かさと美」や「大切さ」に気づき、本来ヒトがいるべき場所へ自然と還りはじめている、という方が近いかもしれません。ヨーロッパの田舎、ロシア、中南米ではその動きがずっと水面下で起こっています。
または知人(パーマカルチャリスト)が訪問した、キューバ(ハバナから西にある)エコビレッジと、ニュージーランド北島にある → オアテマテア・エコビレッジがとても素晴らしかったと話していました。


日本にもいろいろあるようですね。日本の友人から紹介されたものも含め、ここにいくつか紹介させていただきます。

[かわいい]リンク→熊本県のサイハテ
最近、友人から紹介されました。とても面白そうです。私の住んだエコビレッジとは異なるスタイルのサステイナブル・コミュニティです。

[かわいい]リンク→北海道のエコビレッジ推進プロジェクト
現在、インターン生募集中です。気になる方は、ぜひ。

[かわいい]リンク→タイニーハウス ムーブメント
今の暮らし、なんかいろいろとものが多い?無駄ではないが...なんか違和感があるな、と感じるなら、こういう暮らしもありますよ。リンク先には動画が2つ掲載されていますので、どうぞ楽しみながらご覧ください。
【ロードムービー「シンプライフ・小さな家と大きな暮らし」の製作・公開を応援してください!】

[かわいい]リンク→静岡県の木の花ファミリー
100人近い住人で成るコミュニティの木の花ファミリー​。宿泊、レストラン、農業体験や生活ヘルパーなど、たくさんのサービスを提供されています。また、精神的に不調を持ってらっしゃる方の「高次の視点(宇宙視点)」でのカウンセリングもされているようです。場所も都心から近く、宿泊施設やレストランもあるようです。詳しくは、リンク先からブログなどをご覧ください。

精神的な不調を↑こちらで対応していただけるなら、「現代の食の在り方」を学べる場所は、裸足で立ち汗水流す大地、のあとに玄米・発酵食品・・・ではありますが、それがどういうことなのかをわかりやすく教えて頂けるのが、
[かわいい]大分県は赤峰勝人さんのなずなの会
以前、講演に伺った際はアレルギー疾患のお子さまがなずなの畑をお手伝いすることにより、アレルギーというものは何かを学び、克服されたお話を伺いました。


他にも、大小のさまざまなコミュニティが存在していることは確かです!
エコビレッジ、サステイナブルコミュニティ、インテンショナル・コミュニティの情報をお待ちしております♡


※1 版築、土壁や建築の基礎部分を堅固に構築する ために古代から用いられてきた工法

※2 ヘンプクリートは、農薬を使わず環境にダメージを与えることなく、育てやすい強靭な植物。洋服・素材、美容・健康食品、建築素材、オイルなどと幅広く使われています。参考までNAVERまとめのリンクは→こちら

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